2014年9月26日金曜日にMetaTrader4は以下のアップデートが行なわれます。
Windows MobileとWindows Mobile SEのサポートが終了になります。
上記のターミナルは新しいバージョンのサーバーに接続することができません。
この決定は最近の携帯端末のマーケットの状況と、Windows Mobileプラットフォームが廃れてきていることに起因します。
最後のWindows Mobileのアップデートは4年前が最後になっており、新たにこのOSを使用した機種が販売されていません。
携帯端末でご利用の方はiPhone/iPadもしくはAndroidへ移行してください。
MetaTrader4 Client Terminal Build 710
1. Terminal: TPとSLがマーケットオーダー時に設定できるようになります。
以前のバージョンではこのレベルはMQL4アプリケーションでのみ設定可能でした。
2. Terminal: ターミナル、エキスパートアドバイザーとストラテジーテスターのログウィンドウが別々に表示できるようになりました。
ログをキーワードと日付で検索できるので更に便利になります。
ログを表示するにはジャーナルのコンテキストメニューから選択し、Browseコマンドを実行してください。
上部のウィンドウはサーチバー(ケースセンシティブ)、エントリーのフィルター(全て、エラーのみ)が配置されています。
時間の範囲もセットできます。必要な条件を入力したらリクエストボタンを押してください。
3. MQL5 Communityのサーチにブログが加わりました。
トレーダーがコミュニティのメンバーと面白い、便利な情報を共有できます。
世界中のニュースを見つけることができます。トピックスは会社にまつわる噂や、国や企業に関するレポート、市場分析、最新の取引手法の発達など多岐にわたります。
あなたのアイデアや取引業績などをブログで共有してみましょう。
4. Terminal: 新しい”Exposure”タブが加わります。
トレーダーが建てている全てのオープンポジションのまとめを見ることができます。
このタブには以下の情報が含まれます。
- Assets 通貨や有価証券の名前
- Volume レバレッジを含めた通貨や有価証券の現在の量
- Rate 預け入れ通貨を基準とした取引通貨や有価証券のレート
- Deposit Currency 実際売り買いしている値段を預けてある通貨で表示
- Graph ポジションを通貨で表したグラフ
- 青バーは買いポジション
- 赤バーは売りポジション
5. Terminal: ターミナルを閉じた際のナビゲーターウィンドウのMQL4プログラムツリーの保存方法が修正されました。
動作中にMQL4プログラムとアカウントのカテゴリーを空けていたにもかかわらずターミナルの再起動で閉じてしまうことがありました。
6 Terminal: 板情報 “Close”ボタンの説明がカーソルを合わせると表示されます。
7 Terminal: ポジションの変更ダイアログでマウスホイールを利用したTP/SLの数値を変更する際の動作を修正
8. Terminal: 板情報でPendingオーダーをBidとAskのボーダーを越えた際移動先に置けない場合消える問題を修正しました。
前のバージョンでは消去されてしまいましたが、今回は変更していないことなり、ジャーナルにエラーログが表示されます。
9. Terminal:ターミナルのログに“trade context is busy”とエラーメッセージが表示されることの修正。
10. Terminal:接続すると、サーバー名とターミナルが接続しているアクセスポイントがジャーナルに表示されるようになります。
例: 2014.09.24 11:41:17.535 ’2620818′: login on MetaQuotes-Demo through Access Point 1
11. Terminal:ニュースタブとニュースを表示する方法のデザインが変更になりました。
現在ニュースの配信方法とリッチコンテキストサポートをサポートするプロジェクトが進行中です。
12. Terminal: 最適な接続を探す際アクセスポイントのスキャンが修正、改善されました。
13. Terminal: ターミナルウィンドウのエキスパートをジャーナルタブ、ストラテジーテスターのジャーナルタブに消去コマンドが追加されました。
14. MQL4: 取引する手段である SymbolInfoStringファンクションのCurreny Profit(SYMBOL_CURRENCY_PROFIT)の受け取り方法が修正されました。
前のバージョンで決済通貨が返ってくる代わりに口座通貨が返ってきました。
15. MQL4: IndicatorBuffersファンクションのエラーが修正されました。
16以上のバッファーを作成する際に表示されることがありました。
16. MQL4: 取引実行時に新たなエラーメッセージが追加されました。
ERR_TRADE_EXPERT_DISABLED_BY_SERVER
これはエキスパートアドバイザーが取引サーバーによって禁止されている際に表示されます。
17. MQL4: プライスヒストリーをCopy*する際の動作が加速されました。
18. MQL4: RESON_CLOSEのかわりにREASON_CHARTCLOSEによって、ターミナルが閉じられた際にエキスパートアドバイザー、
インディケーター、スクリプトに渡されます。
19. Signals:シグナルのショーケースが刷新されました。新たな機能が加わり、デザインと使いやすさが向上しました。
シグナル表示の新しい機能
- MQL5 Communityで表示されているようなGrowthチャートが表示されます。
- 左下にある緑のアイコンはそのアカウントがリアル口座であることを表しています。
- リストから直接シグナルを購読できるようになりました。
- 購読するときは値段(無料である場合はFree)をクリックしてください。確認ウィンドウが表示されます。
- シグナルをお気に入りに登録できるようになりました。
- 値段の横にある星マークをクリックすることで登録できます。登録後はFavoritesタブで表示できます。
- コンテキストメニューが消去されました。
- どのシグナルを購読しているか知りたい場合はどのシグナルでも良いのでクリックすると上部に購読しているシグナルとリンクが表示されます。
シグナル閲覧ページが更新されました。
- お気に入り登録がオプションに加わります。
- Growthにマウスカーソルをもっていくとシグナルアカウントの詳細が表示されます。
シグナルのスタティクスに加わる変更
- 購読者の資金合計額
- 最初に取引してからの経過時間
- 平均ポジション保有期間
- が加わります。
ニュースタブ
- リスク 最高と最低の取引、取引履歴やドローダウンなどが閲覧できます
- レビュー 購読者からの評価を閲覧できます
- ニュース 配信者から購読者にニュースを配信することができます。
20. Signals: シグナルの購読制限の軽度化
以前のバージョンでは、購読者のターミナルでは取引できない銘柄のシグナルが配信されている場合、購読ができないようになっていましたが、
今後は許可されるようになります。取引できない銘柄に関しては購読者側で無視されるようになります。
その場合、ジャーナルに以下のメッセージが表示されます。
2014.08.26 16:44:29.036 ’2620818′: Signal – symbol GBPNZD not found
購読時に今まではオープンやペンディングオーダーがある際には閉じるように促されますが、これからは必須ではなくなります。
シグナル配信者と同期するようになります。購読者側に購読者が建てたポジションやオーダーが存在する場合これらはそのままになります。
購読中にそれらを変更することもできるようになります。
シグナルを購読しているユーザーはトレードを手動、エキスパートアドバイザーでできるようになります。
シグナルはトレーダーによって建てられたポジション、オーダーを無視します。
手動でポジションを建てると取引口座の余剰証拠金に反映されます。これにより、シグナル配信者と購読者の間に差が生じることを理解してください。