MetaTrader4のバージョンについて
5月22日よりBuild745以下のバージョンのサポートが終了しました。
サーバーのBuildが825以上の場合接続できなくなります。
MetaTrader4 Build 825 リリースノート 目次
- MetaTrader Marketに関する更新
- ストラテジーテスターに関する更新
- ヴァーチャルホスティングに関する更新
- ターミナル画面に関する更新
- MQL4に関する更新
- MetaEditorに関する更新
- クラッシュレポートで報告されたエラーに関する更新
- 参考リンク(英語)
MetaTrader Marketに関する更新
- MetaTrader Marketで商品をレンタルする機能が追加されました。販売者、購買者共にメリットがあり、商品の機能を安価で試してもらえるので、販売者は購買者の商品に対する信頼を得やすくなります。そして、購買者は購入前に商品を試すことができます。デモ版とは異なり、レンタル商品は期間内である場合、制限がありません。
全ての販売者は、自己の商品に対し、レンタルを許可するか否か、そしてレンタル料の設定ができます。
販売者はレンタル設定をせず、購入のみに設定することも可能です。
商品のレンタルを設定すると、Webページに選択可能なオプション(期間と値段)が表示されます。レンタルする場合は、[Rent] ボタンをクリックしてレンタルする期間を決めてください。
レンタル期間が終了した場合は、レンタル期間の更新を実施するか、制限のないフルバージョンの購入ができます。 - 新しい機能として直接購入が追加されます。MQL5コミュニティのWebページにログインする必要がない、又はアカウントなしで購入できるので、EAやインディケータをより簡単に購入できるようになります。
One-Step Purchase
ユーザーはMQL5コミュニティへログインし、お金をチャージすることなく、指定された決済システムを使用することによりMetaTrader4から直接購入できるようになります。 ただし、購入履歴を残す為、購入する際に金額をMQL5コミュニティのアカウントにチャージし、支払うというフローで購入になります。MQL5コミュニティにログインすることで、全ての支払いを確認することができます。
Purchase without Registration
商品をマーケットからMQL5コミュニティのアカウントなしに購入できるようになります。”Buy”をクリックし、支払い方法を選択します。
その後、支払いページに移動し、購入を完了します。
購入後、履歴を残す為、MQL5コミュニティのアカウントを作成することをお勧めしています。作成後は、購入履歴が自動で保存されます。アカウント購入情報がリンクされることにより、アップデートのお知らせや、多数のPCへインストールできるようになります。
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Strategy Testerに関する更新
- ストラテジーテスターはEAのテストだけではなく、インディケータのテストもできるようになりました。ヴァーチャルテストモードで行うことができます。インディケータはエミュレートされたティックによってチャート上へ描画されます。
この機能は、インディケータをMetaTrader Marketより購入する方にとって便利な機能となっています。 購入する前に無料デモをダウンロードし、ストラテジーテスターで使用することにより、インディケータ機能の評価ができるようになります。
テストする種類を”Indicators”とし, テストをするインディケータを選択、その後 “Start”をクリックします。
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ヴァーチャルホスティングに関する更新
-
ヴァーチャルホスティング機能に複数の改善と修正が行われました。
主な変更は、LinuxとMac OS上でWine内にバーチャルサーバーを作成した際に、実際のヴァーチャルホスティングと同様の機能を使用できます。
オペレーションのログも変更されました。ユーザーが一度に沢山のリクエストをした際に、希望した期間の初めの部分のレコードのみダウンロードされます。これは沢山のレコードをリクエストした際にパフォーマンスが落ちることを防ぎます。ダウンロードした以降のログをリクエストする場合は期間を変更せずに[PgDn]キーをクリックしてください。
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Terminalに関する更新
- マーケットウォッチウィンドウで現在のスプレッドが見られるようになります。コンテキストメニューより有効にしてください。
- 配信されているニュースに対し、カテゴリーでフィルターができるようになります。ニュースのリストを好みに合わせてカスタムできるようになります。もし、ニュースカテゴリーにサブカテゴリーがある場合、右クリックのコンテキストメニューにダイアログが出現し、ニュースリストをカスタムできます。
- Windows7で電源を切る行為をキャンセルした際にクラッシュしないよう改修しました。
- ターミナルインターフェースが高解像度(4K)に対応しました。
- “One Click Trading”パネルの表示を改修しました。
- 特定の時間軸にオブジェクトを表示する際のグラフィックオブジェクト表示を修正しました。
- MQL5でプログラムをサーチした際にターミナルがフリーズする問題を改修しました。
- bmpのファイルフラグを持ったオブジェクトを描画することを改修しました。
- 塗りつぶしグラフィックオブジェクト”Channels”の表示修正しました。
- 新たなパラメータ「DDE TIMESEC」がDDEを使用した際に送信されます。 これはクオートが届いた時間を一番近い秒数で表示します。
- 時々、一つのディレクトリから複数のターミナルインスタンスが立ち上がってしまうことを修正しました。
- 時々Windows10でクラッシュしてしまうことの修正をしました。
- ターミナルに「Thai」言語の追加。「German」と「Hungarian」の言語を修正しました。
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MQL4に関する更新
- ウェブサービスとの通信がよりフレキシブルに実施できるよう、WebRequest ファンクションが追加されますこのファンクションは自由なヘッダーでリクエストが送信できるようになります。
int WebRequest(
const string method, // HTTP method
const string url, // url address
const string headers, // Headers
int timeout, // timeout
const char &data[], // an array of the body of the HTTP message
char &result[], // an array with the server response data
string &result_headers // Headers of the server response
);
エラー通知が変更されました。もしエラーが起きた場合、エラーについて記述された”result”Arrayが戻されます。 - GetMicrosecondCountファンクションが追加されます。MQL4プログラムを起動してからの経過時間をマイクロセコンドで戻します。
ulong GetMicrosecondCount();
このファンクションは実行時のボトルネックを探すことに使用できます。 - テスト時にFileOpenHistoryファンクションの使用が禁止されます。これはテスト時に先のデータを読んで動作することを防げます。
- ENUM_SIGNAL_BASE_STRINGに新たなプロパティが追加されます。 SIGNAL_BASE_CURRENCY はシグナルプロバイダーの通貨です。このプロパティはSignalBaseGetStringを使用することで入手できます。
- ENUM_CHART_PROPERTYに新たなプロパティが追加されます。CHART_SHOW_ONE_CLICK は”One Click Trading” が表示されているパネルを通知します。ChartGetIntegerファンクションを使用することで受け取れます。
- property indicator_separate_windowを使用した際のインディケータのサブウィンドウサイズの計算が修正されました。
- チャートテンプレートを変更した際にEAの非初期化処理にエラーが発生していたことの修正が実施されました。
- CopyTimeファンクションの動作が修正されました。例えばCopyTime D1として2014年12月1日 23:00から2014年12月3日1時を指定したとします。3本バーを戻していましたが、アップデートをすると2本、2014年12月2日と3日分を戻します。
- MQL4プログラムからオフラインチャートへアクセスする動作を修正しました。
- ストラテジーテスターでSeriesInfoIntegerファンクションを使用した際の動作を修正しました。
- テスト中のChartNextファンクションの戻り値が修正されました。ストラテジーテスターでは動作せず0を戻していましたが、これからは-1を代わりに戻すようになります。
- ライブラリーフォルダからEX4をダウンロードする動作について修正が実施されました。アップデート前は正常にダウンロードできていませんでした。
- ChartXYToTimePrice とChartTimePriceToXY ファンクションにおいて時々結果がエラーとなっていた件について修正を実施しました。
- Fixed generation of CHARTEVENT_OBJECT_DRAGの生成について修正がありました。 生成がイベント開始前ではなく、ドラッグが完了した際に生成されます。
- チャートを動かした際に、インディケータ内でCHARTEVENT_CHART_CHANGEの生成が修正されました。
- 長い名前(63文字以上)のグローバル変数を使用することについて修正されました。
- マクロをコンパイルする際のいくつかのバグが修正されました。
- stringとstructureを戻すDLL ファンクションの修正がありました。
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MetaEditorに関する更新
- MetaAssist内でドロップダウンからパラメータを選択する際に、変数の説明をフォーマットする機能についての修正がありました。
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クラッシュレポートで報告されたエラーに関する更新
- クラッシュログに報告があったエラーの修正がありました。
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参考リンク(英語)
MetaQuotes社による英語のポスト
https://www.mql5.com/en/forum/59024
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